モデルコース紹介
Model Course海の京都エリアの歴史・自然を満喫
- エリア名【★は開催地】
- ★福知山市 宮津市 与謝野町
- 近隣で開催する競技名
- ソフトテニス
丹後地域と呼ばれる海の京都の魅力は、もちろん海だけではありません。緑深い山々からいくつもの豊かな川が日本海にそそぐ山紫水明の地であることも、丹後の魅力の一つです。自然の恵み豊かなこの地では、古代より人々の暮らしが営まれ、さまざまな産業や文化が育まれるとともに政治・経済の要所としても機能してきました。
このコースでは、明智光秀が築いた福知山城、同じく福知山の才ノ神の藤公園、丹後ちりめんの歴史を今に受け継ぐ与謝野町加悦地区を経て、国生みの神話の舞台・天橋立へと、海の京都の歴史と自然を満喫できる多彩なスポットを巡ります。
COURSE
コース紹介1日目
START
1日目
# 明智光秀が築いた城下町から出発
福知山城~才ノ神の藤公園~あしぎぬ大雲の里
出発点の福知山は、海の京都の玄関口。福知山城を中心とする城下町は歴史情緒豊かな見どころが多く、さまざまな周辺エリアにアクセスできるため、丹後の旅の拠点としても最適な街でもあります。
福知山城は、天正7年(1579)頃、明智光秀が西国攻略の拠点として、もともとあった山城を改築したもの。明治初期に石垣と一部の遺構をのぞき廃城となりましたが、瓦一枚運動などの市民の熱意により昭和61年(1986)に天守閣が再建されました。注目は野面積と呼ばれる石垣部分。自然石のほかに五輪塔などの転用石が混じっており、勢力のあった寺社の力を弱めるために拠出させたという説もあるのだとか。天守閣に登ると福知山市街が一望でき、暴れ川である由良川の水害を防ぐために光秀が築いた堤防といわれる「明智藪」も見ることができます。
スポット名 | 福知山城 |
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お問い合わせ | 0773-23-9564 |
定休日 | 火曜日、年末年始(12/28~12/31)(1/4~6) ※2021年3月31日までは無休 |
アクセス | JR福知山駅から徒歩で15分 |
住所 | 京都府福知山市字内記5(内記一丁目) MAP |
URL | https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/7/2014.html |
タクシーまたはレンタカーで約30分
才ノ神の藤公園のある大江地域は「酒呑童子」をはじめとする鬼伝説が残る、山あいの自然豊かな場所。丹後天橋立大江山国定公園に指定されている、大江山の眺めは神秘的な雰囲気さえ感じられます。
才ノ神の藤公園へは、由良川を越えて南東側に向かいます。こちらの藤は自然に自生している古木で、樹齢推定1200年と伝えられており、昭和58年(1983)には京都府天然記念物に指定されました。幹の周囲が180cmもある株をはじめとする大小6株のヤマフジが、約30メートル四方に渡って枝を伸ばし、淡紫色の花を一斉に咲かせる様子は圧巻。5月上旬から5月中旬にかけてが見頃です。
スポット名 | 才ノ神の藤公園 |
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お問い合わせ | 0773-56-1102(福知山市役所 大江支所) |
定休日 | 無休 |
アクセス | 京都丹後鉄道 大江駅から市営バスで約15分、南有路下車 徒歩20分 |
住所 | 京都府福知山市大江町南有路 MAP |
URL | https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/65/23529.html |
昼食は由良川にかかる大雲橋のたもとにある、あしぎぬ大雲の里でいただきます。明治期に由良川の水運で栄えた平野家の屋敷跡を改修した敷地には、宿泊施設の「大雲塾舎」、レストラン「鬼力亭」、旧平野邸の各部屋を貸室として利用できる「大雲記念館」があります。 レストラン「鬼力亭」は“鬼の茶屋”をイメージした造りで、由良川の眺めを楽しみながら食事を楽しむことができます。定食やうどん・そばなどのほか、大江の特産品「えごま」を使った「えごまそば」なども人気です。
スポット名 | あしぎぬ大雲の里 |
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お問い合わせ | 0773-57-0168 |
定休日 | 月曜日、祝日の翌日、年末年始(レストラン) |
アクセス | 京都丹後鉄道大江駅から大江バスで約12分、大雲の里下車すぐ |
住所 | 京都府福知山市大江町北有路1936 MAP |
URL | http://ooekankou.jp/ookumomain/ |
レンタカーまたはタクシーで約25分
# 与謝野の自然を満喫
阪神スカイスポーツ パラグライダースクール~道の駅 シルクのまち かや~リフレかやの里
ここからは与謝野町に入ります。大江山の西側、国道176号の加悦大橋の看板を目印に阪神スカイスポーツ パラグライダースクールを目指します。大きく開けた青空のもと、遠くまで連なる緑豊かな山々に抱かれた加悦谷平野が広がり、開放感抜群。パラグライダーに適した絶好のロケーションです。
「タンデムコース(二人乗り)10,000円<税込>」は、インストラクターと一緒に飛ぶため自分で操作する必要がなく、はじめての方でも標高420mからの空中散歩が存分に楽しめます。リフレかやの里への宿泊とセットになったタンデムフライトプラン(17,196~円税込)がおすすめです。また、高度20mより無線誘導式で単独飛行する「体験コース9,000円<税込>」もあります。所要時間約4時間、飛行回数は無制限。風に乗って優雅な丹後の空中散歩を楽しみましょう。
スポット名 | 阪神スカイスポーツ パラグライダースクール |
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お問い合わせ | 0772-43-0155(宿泊付きタンデムフライトプラン申込の場合) |
定休日 | 12月~3月末まで積雪のため休業 |
アクセス | 国道176号線沿い加悦大橋隣 または 京都丹後鉄道大江駅から丹後海陸交通バスで約33分、与謝下車徒歩約25分 |
住所 | 京都府与謝郡与謝野町与謝 MAP |
URL | http://hanshinpg.com/ https://www.uminokyoto.jp/experience/detail.php?exid=11 |
国道176号線を車で北上すると数分で「道の駅 シルクのまち かや」に到着します。“よさの野菜の駅”として、地場の新鮮な果物、野菜や加工品を販売しているほか、丹後ちりめんの展示・販売も行っています。身につけるものから化粧品まで、さまざまな「絹製品」が揃っているのでお土産の購入にも最適です。
スポット名 | 道の駅 シルクのまち かや |
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お問い合わせ | 0772-43-0390 |
定休日 | 年末年始 |
アクセス | 京都縦貫道与謝天橋立ICから車で約25分 または 丹後海陸交通バス SL広場西下車 徒歩5分 |
住所 | 京都府与謝郡与謝野町字滝98 MAP |
URL | https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/643 |
宿泊は大江山の麓にある森の中のホテルへ。リフレかやの里は、「森の宿(ホテル)」のほか、宿泊利用以外の人も楽しめる「森のレストラン」と「お風呂」が併設された地元でも大人気の施設です。清流を渡る小さな橋のアプローチは、木々の緑に包まれた素敵な雰囲気。「森の宿」は洋室6部屋と和室2部屋があり、せせらぎの音と鳥の声が聞こえるホッとする和みの空間です。「森のレストラン」では、お米や野菜、ハーブなど地元の新鮮な食材を活かしたやさしい味付けの料理が多種多様に用意されています。ドレッシングやソースなども手作りで、調味料なども国内産にこだわっています。「お風呂」ではフレッシュハーブを使った薬草湯で清々しい気分が味わえます。この施設全体が社会福祉法人によって運営されており、地域の農作物とハーブを活かした町おこしと地元の障害者の雇用創出に寄与しています。
スポット名 | リフレかやの里 |
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お問い合わせ | 0772-43-1730 |
定休日 | 宿泊施設は無休・ランチビュッフェの営業日は土・日・月・火曜日 |
アクセス | 京都縦貫道与謝天橋立ICから車で約5分 |
住所 | 京都府与謝郡与謝野町金屋1730 MAP |
URL | http://refre.yosanoumi-fukushikai.or.jp/ |
2日目
レンタカーまたはタクシーで約8分
# 丹後ちりめんの町をめぐる
ちりめん街道(与謝野町加悦伝統的建造物保存地区)~旧尾藤家住宅
丹後半島一体は古来より絹織物の産地としての歴史を持ち、江戸時代に発祥した丹後ちりめんによって国内随一の絹織物生産地として知られており、その歴史と文化は「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」として日本遺産に認定されています。与謝野町加悦は、この丹後ちりめんの発祥と発展に欠かせない生産地であり、丹後と京都を結ぶ物流の拠点としても栄えてきました。
現在も、製織町として江戸から昭和初期に建てられた住宅や土蔵、縮緬工場、職工宿舎などが一体となって歴史の面影を伝えており、重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けています。今も響く機織りの音を聞きながら散策するうちに、タイムトリップしたかのようなノスタルジックな気分に包まれるとともに、丹後ちりめんという産業が持つ底力を実感します。
スポット名 | ちりめん街道 |
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お問い合わせ | 0772-43-0155(与謝野町観光協会) |
定休日 | 無休 |
アクセス | 京都縦貫道与謝天橋立ICから車で約10分 または 京都丹後鉄道与謝野駅から丹後海陸交通バスで約22分、ちりめん街道下車すぐ |
住所 | 京都府与謝郡与謝野町字加悦 MAP |
URL | https://yosano-kankou.net/chirimenkaido/ |
ちりめん街道を散策するならぜひ訪れたいのが、京都府指定有形文化財の指定を受けている旧尾藤家住宅です。生糸ちりめん問屋として栄え、10代目当主は丹後銀行頭取、11代目当主は加悦鉄道の社長、加悦町長を務めるなど町の発展にも貢献しました。旧尾藤家住宅は、慶応元年(1865)に完成後も増改築を重ね、昭和5年(1930)に現在の姿になりました。伝統的な日本家屋をベースとしながら、趣向を凝らした細部のしつらえはどこかモダンでおしゃれ。2階部分の一部に洋館をしつらえている造りも珍しく、建築的興味も尽きません。
さらに、「丹後ちりめん」の着物を着付けてもらえる「丹後ちりめん本格着物体験(14,000円~<税込>)」も受け付けています。丹後地方の伝統郷土料理である「丹後ばら寿司」をはじめ地元食材を使ったハレの日御膳が含まれるほか、着物姿でちりめん街道を散策することもでき、忘れられない思い出になりそうです。
スポット名 | 旧尾藤家住宅 |
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お問い合わせ | 0772-43-1166 |
定休日 | 水曜日、祝日の場合は翌日休館、年末年始 |
アクセス | 京都縦貫道与謝天橋立ICから車で約10分 または 京都丹後鉄道与謝野駅から丹後海陸交通バスで約22分、ちりめん街道下車すぐ |
住所 | 京都府与謝郡与謝野町字加悦1085 MAP |
URL | http://www.kyt-net.jp/~bitouke/ |
レンタカーまたはタクシーで約20分
# 宮津の海の恵みと景色を堪能
宮津天橋立 漁師町ととまーと~天橋立ビューランド~廻旋橋
このコースの最終地点は天橋立方面へ。昼食とお土産購入を兼ねて、宮津漁師町ととまーとに向かいます。宮津の獲れたての魚をお好みの調理法で楽しめるとあって人気を集めています。「何をどう注文すればいいか分からない」という方も安心。おすすめの素材や調理方法などの相談に乗ってもらえるほか、「ブリを刺身と照り焼きで」「5、6人用の刺身盛り合わせを作って」などの注文にも応えてもらえます。定食や海鮮丼などのメニューが自慢のレストランやオリジナルデザートが味わえるカフェもあり、お土産も幅広く揃っています。
スポット名 | 宮津天橋立 漁師町ととまーと |
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お問い合わせ | 0072-25-9006 |
定休日 | 火曜日 |
アクセス | 京都府縦貫自動車道宮津天橋立ICから車で約5分 または 京都丹後鉄道宮津駅から徒歩約20分 |
住所 | 京都府宮津市漁師1775-25 MAP |
URL | https://totomart-miyazu.com/ |
右手に海を見ながら府道2号を北へ進むと天橋立に到着します。まずは高さ130mの文珠山山頂にある展望遊園地、天橋立ビューランドで天橋立の景観を楽しんでみましょう。南側から見る天橋立はカーブを描くダイナミックさが持ち味。龍が天に飛び立つように見えることから「飛龍観」と呼ばれています。
北側の府中エリアに渡って天橋立傘松公園から見る眺めは、まっすぐの斜め一文字で龍が天に昇っていくように見えることから「昇龍観」と呼ばれています。2つのエリアそれぞれに見どころが数多くあり、両方を巡るには天橋立を徒歩やレンタサイクルで渡るほか、観光船を利用する方法もあります。
スポット名 | 天橋立ビューランド |
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お問い合わせ | 0772-22-1000 |
定休日 | 無休 |
アクセス | 京都丹後鉄道天橋立駅から徒歩約5分 |
住所 | 京都府宮津市文珠437 MAP |
URL | https://www.viewland.jp/ |
南側から天橋立を渡る起点となる辺りに廻旋橋という珍しい橋があります。観光船などが通る際に、橋の一部が90度旋回して船が通れるようにするという仕掛け。観光船に乗れば、目の前で旋回する橋を見ながら通行することができます。また、この辺りはカフェや土産物店などもあり、海と松林、そしてこの廻旋橋を眺めながらのんびり散策するのもおすすめです。
スポット名 | 廻旋橋 |
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お問い合わせ | 0772-22-8030(天橋立観光案内所) |
定休日 | 無休 |
アクセス | 京都丹後鉄道天橋立駅から徒歩約7分 |
住所 | 京都府宮津市文珠 MAP |