あやべ観光案内所～あやべグンゼスクエア

JR綾部駅を降りたら、さっそくあやべ観光案内所でe-BIKEをレンタルします。料金は「4時間まで（1,000円＜税込＞）・4時間以上～1日（1,500円＜税込＞）」で、予約もできます。こちらで借りられる「TB1e（ブリヂストン）」という車種は、走っている間に回復充電をするため、充電切れを気にすることなく存分に長距離を走れます（約130km）。

まずは、駅から近いあやべグンゼスクエアへ向かいます。綾部市はグンゼ株式会社発祥の地で、創業は1896（明治29年）にまで遡ります。大正時代に使用されていた繭蔵を改造して作られた「グンゼ博物苑」、春と秋にはボランティアの方々が丹精込めた120種類1,200本のバラが咲き誇る「綾部バラ園」があり、「あやべ特産館」では地元産にこだわった新鮮野菜や加工品、工芸品などのお土産が購入できます。かつて「蚕都」と呼ばれた綾部の街の歴史に触れることができるスポットです。

綾部ふれあい牧場

あやべグンゼスクエアからe-BIKEで由良川を渡って北西方面へ向かいます。綾部ふれあい牧場では、晴天時にはヤギやヒツジが放牧され、これらの動物やウサギなどともふれあうことができます。さらに、人懐っこいネコたちとまったりと過ごせるネコ牧場は全国からファンが訪れるほどの人気ぶりです。牧場の裏手の林を散策したり木の枝を利用した高さ10mのブランコで遊んだりと思い思いにのんびりと。お腹が空いたら、レストラン「ハイジのキッチン」で「特上カルビ定食（1,480円＜税込＞）」や「京都鹿と地元野菜の土鍋シチューセット（1,480円＜税込＞）」など絶品のお肉料理などがお値打ちにいただけます。天気の良い日はシチューや焼肉をテラスで楽しめるほか、豊かな自然の中でBBQ（要予約）も出来ます。

元伊勢内宮皇大神社～元伊勢天岩戸神社～元伊勢外宮豊受大神社

あやべ観光案内所でe-BIKEを返却し、タクシーで福知山市の奥地へ向かいます。元伊勢三社は、近年人気の高まっているパワースポット。元伊勢とは、天照大御神を三重県の伊勢神宮に祀る前に、理想の地を求め転々とする中で祀られた伝承を持つ神社や場所を指します。福知山の元伊勢内宮皇大神社は、その中でも最初に鎮座された地であったとされる由緒正しき神社。近くの五十鈴川渓流沿いの原生林の森には、巨大な天岩戸と、巫女が神楽を踊ったと伝えられる御座石もあり、崖に沿って天岩戸神社があります。古代史ロマンと自然の神秘が織り成す聖地の空気感に圧倒されます。農業の神様を祀った元伊勢外宮豊受大神社とともに、ぜひとも三社すべてをめぐるのがおすすめです。

山城屋茶舗

京都丹後鉄道宮福線に乗って福知山駅へ。福知山はお茶の名産地であり、スイーツの街でもあります。由良川の流れを抱く福知山盆地は朝霧が発生しやすく、お茶の栽培に適した環境なのです。山城屋茶舗は大正元年から福知山城のお膝元で日本茶と茶道具を扱う老舗。茶畑とつながりを持ち、買い付けた茶葉を店内で仕上げています。そんな伝統の味わいを気軽に楽しめるのがセルフ日本茶バー。玉露、煎茶、ほうじ茶、国産紅茶などを150円～250円＜税込＞で味わえて、美味しい淹れ方も指南してもらえますよ。また、「マイ茶缶づくり体験（800円＜税込＞要予約）」も人気。店頭には明智光秀にちなんで手軽に着けられる甲冑が準備されているので、記念写真にもピッタリです。

足立音衛門

福知山城近くに本店を構える栗を使った焼菓子が人気のお店。一番人気の「栗のテリーヌ（4,590 円＜税込＞）」で、発酵バターを使用した生地に国産栗とヨーロッパ種の栗、アンデス栗の3種の栗がぎっしり詰まっています。総重量650gのうち400gが栗というから驚きです。地元、丹波の栗を使った「丹波栗のケーキ（3,920円＜税込＞）」など京都本店の店舗限定ケーキもあります。こちらのお店の建物は大正時代の建築美を今に伝えており、京都府の指定文化財でもあります。敷地内の建物は外観のみ見学可能です。