京都府内スポーツ観光の聖地
The Heartlands of KYOTO Sports Tourismサイクリングの聖地 精華町
精華町でサイクリングを楽しもう
京都府の南西端にある精華町は、京都・大阪・奈良にまたがる関西文化学術研究都市(愛称・けいはんな学研都市)の中心に位置します。毎年9月、精華町では「けいはんなサイクルレース」を実施。一般の人が参加できる自転車レースで、年齢別、難易度別に分かれて競いあいます。大勢の観客が集まる、1998年から続く恒例のイベントです。
国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」の京都ステージは、京田辺市からスタートし、精華町にある「けいはんなプラザ」がゴール地点となる周回レースです。町では、住民のボランティアの動員、飲食店の出店など、地域全体で「ツアー・オブ・ジャパン」の開催を支援しています。
サイクルスポーツが地域住民に身近なものとして浸透しつつある精華町。京都府内外から訪れるサイクリストの受け入れ体制をさらに整えるため、サイクルラックの設置や、精華町の見どころをまとめたサイクリングマップの作成など、多様な取り組みを進めています。
- 20年以上続く「けいはんなサイクルレース」
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1998年から精華町で毎年9月に開催しているのが、「けいはんなサイクルレース」。「けいはんなプラザ」の日時計前からスタートし、まちのシンボルロードである精華大通りを中心に学研施設の周囲を走行します。小学生以上なら参加可能で、年齢別、難易度別にカテゴリーが分かれています。全国各地からエントリーがあり、参加者は毎年700~800人。学研都市をさっそうと走り抜けるレースに挑戦してみませんか。
- 「ツアー・オブ・ジャパン」京都ステージのゴール地点に
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毎年5月に開かれる国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」に、2016年から京都ステージが新設されました。京田辺市から精華町にまたがるコースで開催され、当日は約5万人の観客が集まります。2市町の住民がボランティアスタッフとしてコース沿道の警備に協力するほか、ゴール地点である精華町の「けいはんなプラザ」には、飲食店、物産店、サイクルショップなど、さまざまな出店が並ぶ“おもてなしブース”を用意。レース観戦とともに、グルメやショッピングも楽しめます。
精華町では「ツアー・オブ・ジャパン」の関連イベントとして「自転車安全教室」を実施。2019年は、自転車のマナーやルールに関する講義の後、大阪府河内長野市に拠点を置く自転車ロードレースチーム「マトリックスパワータグ」と、女性ロードバイクチーム「ちゃりん娘」によるロードバイク教室を開き、最後は2チームのメンバーとレースコースを走りました。
アップダウンが激しく、白熱したレースが展開される京都ステージのコース。公道を利用しているため、普段は一般のサイクリストも走行可。国内外のトップ選手が走るコースを体験できます。
- より快適にサイクリングができるまちを目指して
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今後も増えると予想されるサイクリストや観客のため、精華町では受け入れ体制を整えています。コース周辺の飲食店などにはスポーツバイクが置けるサイクルラックを設置予定。精華町の観光地やスイーツ店など、おすすめの立ち寄りスポットを紹介するサイクリングマップの作成にも取り組んでいます。
精華町を満喫しよう
- 自然と親しめる「けいはんな記念公園」
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精華町を訪れるなら、必ず立ち寄りたいのが「けいはんな記念公園」。1995年、関西文化学術研究都市の建設を記念して開園しました。“自然との調和と共生”をテーマに、園内には多種多様な樹木や草花を植栽。無料ゾーンには遊具が設置された広場や、里山の風景をイメージして造られた「谷あい」エリア、有料ゾーンには回遊式の日本庭園「水景園」、自然を満喫しながら散策できる「芽ぶきの森」があります。なかでも「水景園」は、観月橋や巨石群など見どころが豊富。敷地内の施設では、各種ワークショップやコンサートなどのイベントも催されています。
- 各店自慢のスイーツを召しあがれ
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人口に対する和洋菓子店の割合が全国的に高い精華町は、“スイーツのまち”でもあります。ケーキ、カステラ、大福、饅頭など、各店の職人が腕によりをかけた品を食べ比べてみるのもおすすめです。スイーツ店8店舗で構成されている「精華町スイーツタウン協会」を中心に、イベントなどにも出展しています。
精華町は京都府内でも有数のイチゴの産地。シーズンになるとスイーツ店にはイチゴを使った商品が登場します。観光農園ではイチゴ狩りも開催。甘くておいしい、採れたてのイチゴを味わえます。