京都府内スポーツ観光の聖地
The Heartlands of KYOTO Sports Tourismサイクリングの聖地 京田辺市
京田辺市でサイクリングを楽しもう
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京都府南部に位置する京田辺市は、京都・大阪・奈良の中間にあり、交通の要衝として発展してきました。市内東部に整備されている「木津川サイクリングロード」(府道京都八幡木津自転車動線)や「京都やましろ茶いくるライン」を、平日・土日を問わず、大勢のサイクリストが走っています。
2016年から、アジア最大級の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」に京都ステージが新設。毎年5月に京田辺市と精華町にまたがるコースで開催されています。国内外のトップアスリートが繰り広げるレースを一目見ようと、当日は約5万人の観客が集まります。
京田辺市が目指しているのは、“自転車で便利に楽しめるまち”。サイクリングしやすい環境や設備を整え、サイクリストが訪れやすいまちづくりを進めています。同時に“国際自転車ロードレースのあるまち”として、「ツアー・オブ・ジャパン」を軸とした地域の活性化にも取り組んでいます。
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- 1日約1000人の愛好家が走行するサイクリングコース
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京田辺市の東部を流れる木津川沿いには、京都市嵐山から木津川市泉大橋を結ぶ「木津川サイクリングロード」があります。歩行者と自転車の専用道路で、休日には1日約1000人のサイクリストが利用しています。市内には茶畑などお茶に縁のあるスポットを巡る「京都やましろ茶いくるライン」もあり、川辺とはまた異なる景色を眺めながら、サイクリングを楽しめます。
- サイクリストにとって魅力的なまちづくりを推進
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サイクリストが訪れやすいまちを目指し、京田辺市が取り組んでいるのが走行環境の整備です。市内には、飲食店、コンビニ、お寺など、スポーツタイプの自転車を置ける「サイクルラック協力店」が約20カ所あり、なかには空気入れや工具の貸し出しをしている場所も。快適なサイクリングをサポートしてくれます。
同市では現在、プロロードレーサーとして活躍した三船雅彦さんの監修による、オリジナルサイクリングコースを作成中。市内を巡る1コース、市内を起点に市外を走る4コースの計5コースを設定し、走行距離や高低差などが分かるマップ作りを行っています。
また、車に自転車を乗せて遠方から訪れる人を想定した、駐車スペースの確保も進めています。
- 「ツアー・オブ・ジャパン」京都ステージの開催地
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毎年5月、8日間にわたって開催される国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」。2016年から2日目に京都ステージが新設されました。京田辺市からスタートし、精華町へと続くコースです。5万人以上の観客が集まる一大イベントに、地域住民も協力。当日は各自治体や消防団などから参加したボランティアスタッフが沿道に立ち、選手と観客の安全確保に努めます。
レースに先立ち、毎年2月頃に小学生を対象にした「ウィーラースクール in 京田辺 こども自転車安全教室」を実施。ゲスト講師は、「ウィーラースクールジャパン」のブラッキー中島さん、京都ステージのホームチーム「マトリックスパワータグ」の監督や選手です。プロの選手に自転車の乗り方やマナーを教えてもらえる貴重な機会とあって、毎回募集定員を超える応募があり、大人気のイベントです。
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京田辺市を満喫しよう
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- “とんちの一休さん”に縁のある寺院を訪ねて
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京田辺市には、“とんちの一休さん”として知られる一休禅師が再興したお寺「酬恩庵」(通称・一休寺)があります。同寺は国指定の重要文化財。特に、石川丈山、松花堂昭乗、佐川田喜六の合作と伝わる方丈庭園(南・東・北庭)が見どころで、予約をすると堂内で精進料理を味わえます。また、「大御堂観音寺」には国宝に指定されている「十一面観音立像」が鎮座。優美なたたずまいの観音像を間近で拝観しませんか。いずれのお寺も、桜、新緑、紅葉といった、季節ごとの美しい風景を満喫できます。
- 日本遺産に認定された「飯岡の茶畑」が広がります
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日本でも有数の玉露の産地である京田辺市。「木津川サイクリングロード」沿いの飯岡地区に広がる「飯岡の茶畑」は、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」に認定されています。お茶の産地ならではの風景を眺めながら、サイクリングを楽しめるのもまちの魅力の一つです。
- 京田辺市らしさにあふれた“一休品”
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おみやげにぴったりなのが、“一休品”。京田辺市では地元らしさを持ち合わせた商品を、“一休さん”に掛けて“一休品”と認定しています。特産の玉露、お茶を使ったスイーツ、味噌、漬物などの食品や、染め物、焼き物といった工芸品など、種類はさまざま。京田辺市観光協会のホームページに認定品の一覧が掲載されています。
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